恩師

恩師と言われて一番はじめに思いつく方が居ます。それは小学校の5、6年生を担任して頂いたM先生です。M先生は女性でちょうど私の母と同じ歳です。

そのM先生は数年前に定年退職されていますが、毎年1月の最終土曜日に『ラス土の会』という名の奈良県及び県外のM先生に繋がりのある教師同士の集まりを主催されています。その『ラス土の会』を黒天KURO-TENがオープンする前から、前身である居酒屋黒兵衛の時代から当店で開催しています。

その『ラス土の会』が今年も先月に行われました。

写真は最後まで残られた方のみで撮ったものです。
先に帰られた方すみません!

この会にはすでに引退されてる方も現役の方も参加されており、私の小学校時代のサッカー部顧問の先生方や、低学年の時に担任をしてくださった方、私の同級生で今は現役の教師のN君と、色んな世代、色んな土地で活躍されている先生方が集まり、現状の良いところや問題、取り組んでいる事や気づいた事など、様々なお話をされている場に、毎度のことですが私も参加させて頂いています。

いつもこの場で『店長!ひとこと!』と、先生方の前でスピーチ的なものをするのが恒例のようになってしまっています。その時に必ず言わせて頂くことがあります。

そのことと言いますと

人の人生を変えるような『ひとこと』を言える人物というのは限られていると思います。それは、両親であったり、尊敬する上司や先輩であったり、そこに教師も入ると思います。私も教師の『ひとこと』で人生が変わったひとりだと思っています。それくらい先生というのは、子供たちにとって影響力のある存在だと思いますし、特別で誇れる仕事だと私は思います。

このような事を毎年言わせて頂いております。

子供たちはこの世界にとっての未来に違いありません。この世に産まれてきた私たちにとって、この世界を未来に繋ぐこと、子供たちや孫たちにより良い世界を繋いでいくことが、私たちの責任であることに間違いは無いと思います。その大きな仕事を担っているのが教師という職業だと思います。決して大袈裟な言い方ではないと思います。

こんな事を言いながらも、私は飲食店を経営することでどの様に、より良い未来を創ることに貢献出来るのか今はまだわかりませんが、少なくとも『人を喜ばせることが、自分の喜びになる』ことを、このサービス業を通じて関わるスタッフ達に伝えていきたいなと常々思っています。

話は戻りますが、M先生は母のような存在でもあり、私の子供たちの運動会にも応援に来てくださいます。私の子供たちは、私がM先生と過ごした母校に通ってますので、M先生学級の同級生もパパやママとして居てます。毎年その同級生たちとM先生と一緒に、『こんな未来は想像したことなかったね。』なんて話をしながら我が子たちが運動会で頑張る姿を見ています。

先生という存在はいつまでも先生なんだなと思います。

M先生の言葉は大人になった今でも心に響きます。次は同窓会しましょう!