都会と田舎どっちが好きか聞かれると迷わず『田舎』と答えます。幼い頃、田舎のおじいちゃん家に遊びに行くことや、山奥の小川に家族でキャンプに行ったりと田舎の自然に触れた記憶は、今でも忘れられない良い想い出です。
もちろん都会と呼ばれる場所の楽しさも知っていますので嫌いではないです。むしろ、都会にゆっくり出掛けることも好きな方です。
では、どうして田舎が好きって答えるのか。それはやっぱり自然が多く残っているからですね。人がデザインして洗練された街の風景も好きですが、田舎の田園風景や野山の景色には及びません。
ついつい私たちは人間の生活圏である、都会や住宅地が世界の全てであるかのような感覚になりがちですが、地球上の大半は海と山の自然です。自然の中で少し場所を分けてもらって人間が生活しているに過ぎません。
その人間がどんどん自然を壊して、地球の気温を上昇させ、人間以外の生物をどんどん絶滅させて、地球規模では人口増加中です。
最近私は山の中に入ったり都会に出てきたりと、人間の営みについて考える事が多く、自然があっての人間の生活だということを気付かされます。
自然の恵みがなくなると人類は絶対に生きてはいけません。それを忘れてはいけないと考えると同時に、自分が死ぬまでにいったい何が出来るのか。未来の子供達に豊かな自然を残すために、少しでも出来ることは無いかと考えるようになりました。
まずは猟師として、そして料理人として出来ることから考えていこうと思います。