衰えと闘う

私の息子が6歳になったタイミングで、新極真会奈良支部に入門させて頂き、今では空手を通じた仲間がお店に遊びに来て頂くようになりました。

そんな空手を始めるようになった理由はと言いますと、私も6歳の時に近所のお兄ちゃんに連れられて、私が通っていた上牧小学校の近くにある、体育館で伝統空手の賢裕流道場が開かれていたので、そこに入門していました。大阪から奈良に引っ越して来たばかりの6歳の私にはまだ友達も少なく、近所の年上連中に泣かされて悔しい思いをしていた記憶があります。そして、『こいつらに負けてたまるか。』『絶対にこいつらより強くなってやる。』と強く思っていた記憶もあります。そんな時に、近所の同級生の女の子のお兄ちゃんが、空手一緒に来るか?と言ってくれたので、私は二つ返事で『行く!』と決心しました。

そして、小学校三年生のときに、柏原市の大会で組手の部で優勝したのをきっかけに、どんどん自信をつけて毎年組手の大会で沢山の優勝トロフィーを獲得していました。いつのまにか、近所のお兄ちゃん達より強くなっていました。

頑張れば強くなれるんだ、努力すれば何でもやれるんだ、ということを空手を通して学んだ経験が、私にとってとても良い経験だったので、それを同じような経験を息子にもさせたい思いで、空手の道場に通わせるようになり、ついでに私も昔を思い出しながら大人の空手仲間と共に稽古に励むようになりました。

体はどんどん動かなくなっているのを、年々感じますが、40歳を過ぎてこの体力の衰えをいかに遅らせるか、衰えと闘うことにやり甲斐を感じています。

私より動ける歳上の先輩たちの刺激を受けながら、これからも精進していきたいと思います。私くらいに大きくなった息子の蹴りを受け止められる身体でいられるのが目標です。

師範いつもありがとうございます!
頑張れ息子