オンラインMTG

コロナのせいで→コロナのおかげで

このキーワードも聴き慣れてきましたが、これもそのひとつ。オンラインで遠くの人達と気軽に繋がれるようになることが、急加速で浸透したのは紛れもなくコロナのおかげです。

昨日は経営実践研究会の東北オンラインミーティングに飛び入り参加させて頂きました。

『児童養護施設から地域を支援する日本最年少税理士を創り出す』をスローガンに、横浜で税理士として、児童養護施設の子供たちにキャリア支援を行っている税理士事務所エンパワージャパンの穂坂さんの取り組みを聞かせて頂きました。

親の居ない子供や少年院から出所する子供たちは、社会人一年生から世間の風当たりはキツく、親が居なければ保証人になってもらえる人が居ないので、住む場所を借りることも出来ません。そういった子供たちはまず、住み込みで働ける場所を探します。しかし、親のいない環境や少年院から出所してきた子たちは、仕事を続けることが難しい場合も多く、その仕事場を辞めてしまうと当然住居も出ていかなければなりません。すると住む場所も仕事も失った彼らは犯罪に手を染めて再び施設や少年院に戻るという『負の連鎖』が断ち切れない状況に陥っている子供たちが沢山居ます。そんな彼らに、施設に居ている間から税理士のスキルを教育し、施設を出る時に税理士事務所に採用する、そして実際の業務経験を重ねた末に顧問先の税務顧問として採用して頂く、その際に顧問先にも育成プログラムに参加して頂くといった、事業の拡大とともに社会課題を解決を進めていく、という持続可能な支援システムを構築するチャレンジをされている、大変興味深いお話を聞かせて頂きました。

さらに、岩手県でも社会問題となっている鳥獣被害を地域の財産へと変えていくため『大槌ジビエソーシャルプロジェクト』を立ち上げておられる、株式会社ソーシャル・ネイチャー・ワークスの藤原さんと及川さんや、宮城県で猪の生ハムを商品化に向けて活動されている大貫さんとの繋がりも増え、私が最近興味を持ち始めたジビエと狩猟に関しても大きな出会いの場となりました。