今年の夏から毎週日曜日の朝は、もうすぐ6歳になる息子と一緒に空手の道場に通っています。と言いますのも、私自身もちょうど6歳の時から近くに住んでいた3つ歳上のお兄ちゃんに連れられて、近所の空手の道場に通い始めました。そこから中学2年生くらいまで続けてたと記憶しています。その頃も通っていたのは日曜の朝でした。
当時私が通っていた空手道場は賢友流という伝統空手と呼ばれる流派でした。空手には実際に相手と向き合って対戦する『組手』と、決まった技を決まった順番に一連の動作で行う『型』があります。少年の頃は、型の重要性がわからず、「ただの準備体操や!」といって真剣に練習しない悪い生徒でした。実際に相手と闘わない型というものにまったく興味がありませんでした。しかし、昇級するには型を覚えなければいけませんので、仕方なく色々な型を練習してある程度は習得していたと思います。
一方で、組手は必死で取り組む少年でした。なぜか、低学年の時に手違いなのか上級生の組手の大会に出場して、手も足も出せずに敗退して悔しい思いをした記憶があります。ところが、3年生になって初めて同じ年頃の3、4年生の部で組手の大会に出場した時に、それまで道場でも常に上級生と組手の稽古をしていたので、トーナメントを勝ち上がり優勝してしまいました。それから6年生までは出場したほとんどの組手の試合で優勝しました。当時の師範は『もっと型を練習しろ!』と常に言っていましたが、そんな僕に黒帯をくれました。
そんな少年時代の時に、空手を通じて得た自信のようなものが、とてもその後の自分の成長にとって良い影響をもたらしたと思います。頑張れば頑張っただけ自分に返ってくる、何でも努力すれば必ず出来るようになる、全ての事に対してそう自信を持って過ごした少年時代でした。
そのような経験を自分の息子にもさせたい思いで、今のところ自分の時間が使える日曜の午前中に、近くでやってる道場を探して見つけたのが、新極真会の西大和道場でした。
私が始めた頃は連れて行ってくれる近所のお兄ちゃんが居てましたが、息子にはそういう近所のお兄ちゃんが居て無いので私がそのお兄ちゃん役です。私も一般部として稽古に参加させて頂いてますが、なにしろ本格的に部活で運動していたのは中学生までなので、20代でも30代でもやってこなかった、ガチの運動を40代でやろうとしています。
でも、これがすこぶる楽しいんです( ̄∇ ̄)もう一度白帯から始める楽しさと、動かなくなっていく身体と向き合いながら、自分と闘う感覚とも言いましょうか(笑)20代のころに中学時代のサッカー部仲間とフットサルをしていた時に負傷した右膝靭帯とも闘いながらです。老いには勝てないと言いますが、勝てないまでも逆らうことは出来ると思います( ◠‿◠ )息子に何か始めさせたいと言いながら、やりたいのは自分かもしれませんが( ̄∇ ̄)
新極真会奈良支部の皆さま今後とも宜しくお願いします!