子供たちを守るのは大人の責任

黒天KURO-TENではオープン当初からこのような取り決めをさせて頂いております。


当店ではお子様の健康とすこやかな成長のために乳幼児以下(6歳以下)のお子様とご同伴のお客様に対して21時以降のご来店および滞在を固くお断りしています。
乳幼児は13時間の睡眠をとることが望ましく、子供の成長ホルモンは夜22時ごろから作られると言われています。お子様の体や脳の発達において睡眠は大変重要なものと考えております。
また、子供の睡眠時間がバラバラだと、子供が素行問題を起こしやすくなると言われています。就寝時間が不規則になると時差ぼけのような状態になり、そして睡眠不足になったり睡眠リズムを壊すことで子供の脳の発達に影響を与え素行問題などを発症しやすいことが新しい研究でわかったそうです。
そのようなお子様への影響を考え、当店では21時以降のお子様ご同伴のお客様のご来店および滞在をお断りします。


このような取り決めを行うに至った経緯はと言いますと、長年このような居酒屋を経営していますと、残念ながらマナーの悪いお客様のご対応を迫られる場面も少なからず有ります。その中で、お子様連れのお客様が深夜まで飲食をされて、お子様が退屈されていたり、居眠りをしてしまっているにもかかわらず、親御さんたちは酒を飲み、煙草を吸い、大笑いをされている光景を幾度となく見てきました。

私はその度に、『注意するべきだろうか?でも、お客様であるからには私の方が堪えるべきなのだろうか?』という葛藤を繰り返していました。そしてついには、私の堪忍袋の緒が切れたと言いますか、我慢の限界が来てしまいました!

座敷の足元に潜り込んで寝てしまっているお子様を放ったらかしにして、深夜の23時に『ビールおかわり!』と叫ぶお客様に対して、『これ以上のオーダーは受けられません!』『同じ親として言わせて頂きますが、一刻も早くお子様を連れて帰ってあげて下さい!』とお客様に対して言わせて頂きました。この出来事があってから、もう一度同じ事をお客様に言いたくないなと思い、『そうだ!お店としてのルールにしてしまおう!』とスタッフとも相談してこのような取り決めをさせて頂きました。

今では多くのお客様にご理解を頂き、この取り決めに対し称賛して下さるお客様もおられることに感謝しております。

飲食店としてこの取り決めが正しいのかはわかりませんが、大人としての判断としては正しいと思います。全ての大人が正しい判断が出来る世の中になってもらいたい、そんな気持ちで作った取り決めです。皆さまご理解のほどをよろしくお願いいたします。